「魔宮の攻防 グイン・サーガ91」栗本薫★★★

魔宮の攻防―グイン・サーガ(91) (ハヤカワ文庫JA)

やっと読みました(^^ゞ
しかし、最近では５〜６冊積読しておくのも珍しくなかった私にしては、早く読めたほうです。

グイン・サーガはいまさら説明をするまでもないでしょうから、あらすじ等は省きますが（あらすじだけでも一筋縄じゃいかないでしょう）。
学生の頃からのファンでした。その頃は新刊も忘れた頃にしか出なくって、出たら即レジに向かい、帰るのももどかしくバスのなかでも読み、家に帰ったらもうすべてを忘れて読みふける、という具合でした。
本当に、１ページ１ページが貴重で、終わりのページが来るのを惜しむような感じで読んだものでした。

それから○十年、グインは私の愛読書でありつづけたのですが…　ここ数年、どうもそれが違ってきてしまったようなのです。
文体の違いでしょうか。それとも作者の好むキャラとそうでないキャラとでは扱いがあまりに違いすぎる、等の不満からでしたでしょうか。
はっきりとは言えませんが、そうなってきてしまったのです。残念なことに…

ですが、ここまで乗りかかった船。とにかくただ筋を追うだけでもいい、最後まで読み通そうと思い…
なるべく新刊が新刊でいるうちになんとか読んでます。

よく言われることかもしれませんが、やはりグインの登場する巻は読みやすいようです。あまりに何でも都合よくできすぎて、時々？な気持ちになることもありますが。
この巻もそう。アモンの長台詞など、時々飽きてきてしまって眠くなってしまったこともありましたが(^^ゞ
最後のほうの展開にはへぇ〜と思いました。こうきて、ああなって、そうなるのか〜ってところです。
＃ネタばれになってしまうので、なかなかうまく書けませんね(^^;

それにしてもアモンって…　最初はおそるべき存在のように思えてたのに、この巻ではなんか普通の人間くさくありません？
しゃべり口調の、「〜〜だからね」とかいう言い方にもひっかかりを覚えました。もっと人智を超えた存在かと思っていたのに(^^ゞ

次の新刊は１０月ですね。さてどうなることやら？？？

＊本プロ　レスより＊

マロン ＞ アモン、普通の人になっていましたね（笑）。怖くなくなりました…。そう考えると、前はグラチーだって1番怖い存在だったのに、今や使いッ走りのじじい……。私はグインがどんどん大きいすごい存在になっていくんだわ…と自分を納得させています。次の巻、楽しみですね。どうなっちゃうんだろう。 (2003/09/05 23:56)
北原杏子 ＞ そうそう、グラチーにつけ、ユリウスにつけ、みんなどんどんくだけたキャラになってしまって(^^ゞ　笑えますけど。グイン、これからどうなってしまうんでしょうねぇ。ますますパワーアップされていくのかしら… (2003/09/06 00:13)
ときわ姫 ＞ 私も一年くらい前は、買ってきてもそのままにしてしまって、次が出てから慌てて読んだりしてました。最近グインが出っぱなしになってからは、さくさく読めます。やっぱりグイン･サーガなんだと、変なところで感心してます。 (2003/09/06 09:36)
北原杏子 ＞ ほんとですね〜　グインが出ると…。やっぱり主役ですもんね。これからどうなっちゃうのか興味しんしんです。 (2003/09/07 02:00)