意外とおもしろい!!
- 作者: ヴィクトリアハンリー,Victoria Hanley,多賀京子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
何回も貸し出し延長をしてやっとこの本を読み終えました。
けれど、実質読み始めたのは、一昨日といっても差し支えない。
その前は個人的にいろいろあって、なかなか読み進められなかったのでした。
だから実質的には、かかった日数は、2日間くらいでしょう。
読み始めたら、ぐいぐいと読みました。それがこの本の実力だったのでしょうね。
面白かったです。
題名からして、よくあるような内容でしたが。アーチェルド国の姫トリーナと、
隣国ベランドラの王子だったランドンの物語。
カバー見返しの説明に、ロマンチックファンタジーとあったので、
もっと俗っぽい話なのかと思っていましたが、これがどうしてどうして・・・
トリーナのもつ、水晶玉で未来をのぞく、先見の力… そのせいで、
トリーナは思いがけない運命へとひきこまれることになるのですが。
陰謀、裏切り、戦い、そして恋愛等など。
ありきたりな内容に思えるのですが、それが面白いのです。
キャラクターが立っている、というのでしょうか。どの人も生き生きと動いています。
こんな話を読みたかった、そう思える話でした。
しかし、タイトルにある伝説の剣というのは、最初ちらっと出てきただけで、
あとはずっと出てこなくて、最後になってやっと登場、って感じでした。
水晶玉のほうは最初から活躍してましたが、それも単なる小道具のよう。
ファンタジーといっても、それは道具立てという感じで、
作者が、本来書きたかったことは違うところにあったような気がします。
トリーナ、ランドンをはじめ血の通った人間たちの物語。そう言えそうです。
王の中の王と呼ばれたダーミス王というのも、印象的な人物でした。
王の中の王だなんて、ちょっとアーサー王伝説を思い出すような・・・
諸国をまとめる王、という存在でした。
続編も借りているので、続けて読もうと思います。
- 購入本
- 作者: 荻原規子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 文庫
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
- 作者: ロバート・J・ソウヤー,内田昌之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/06/23
- メディア: 文庫
- クリック: 29回
- この商品を含むブログ (66件) を見る
- 作者: 日渡早紀
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2004/06/29
- メディア: コミック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る