紫堂恭子新刊「不死鳥のタマゴ1」


不死鳥のタマゴ (1) (あすかコミックDX)

不死鳥のタマゴ (1) (あすかコミックDX)


紫堂さんの新刊新シリーズです。
印象としては「辺境警備」に少し似てるかな、と思いました。
シリアスな場面のなかに、ギャグコメディがまじってるという意味で。

まだ話ははじまったばかりで、どうなるのか想像もつきませんが、紫堂さんのことです。期待してしまいますね。


ちゅんちゃん、というゆくゆくはフェニックス(不死鳥)になると自称している、ふくらすずめのような鳥が可愛い。
あと後半にでてくる、ちゅんちゃんの“お友達”も。
最初、おどろおどろしい雰囲気で出てきそうになったから、何かと思えば・・・ってところです。
この人(?)も、「辺境警備」に出てきた二匹の魔物(デシとダシ)を思い出させてくれて、何だか楽しかったです。


それと盲目の司書セインさま(♪)も〜あの金髪といい、おだやかげな印象といい、まるで・・・です。
このセインさんがちゅんちゃんの正体に気づきかけたシーン、ちょっと鳥肌ものでした。(なんちゃって大げさかな)

他にも目つきの鋭いお兄ちゃん(名前はヒュー)とか、新政府の保安要員としてこの地にきた主人公のクリスとか、気になる人物が登場。否応なしに、2巻への期待が高まります。