「うそうそ」畠中恵


うそうそ しゃばけシリーズ 5

うそうそ しゃばけシリーズ 5

しゃばけシリーズ第五弾。久々の長編でした。
と言いつつ、これを読んで私は、この作者さんはやっぱり短編の方が向いているのかもな、とちょっとだけ思いました。


箱根に湯治にいった若だんなが、ある騒動に巻き込まれる話でしたが、まあその最初から、トラブル続出。
仁吉、佐助が突然、姿をくらましたのから始まって・・・・せっかく湯治にきたというのに、若だんな最後になるまでお湯には浸かれないんです。まさにお気の毒でした。


今回も、また鳴家が活躍してくれてて、それはすごく嬉しかったですね。何度も言ってますが、可愛い。袖の下に一匹欲しいところ。

箱根の山神の娘で、姫神として蘇ったお比女ちゃんも、とっても可愛らしかった。若だんなについて江戸についていきたいと駄々こねるお比女ちゃん、いいですねー。
まだ十二歳ですが、そのうちお年頃になったら、いい感じかも。なんて思っちゃったのは私だけ!?(笑)
ほら、若だんなだって出自を考えてみればね、ちょっとお似合いかもなんて思っちゃったりしても、不思議はないような?


とはいえ、話はまあまあ楽しめました。まあ適度に、というか、もう面白くてたまらない、って感じではなかったのですが。
私はどうも、いつもの短編集のような、長崎屋を中心にしたエピソードの方がしっくりくる気がしました。
長編もたまにはいいけれど、やっぱり連作短編集がしゃばけシリーズには合ってるのかもなあ、何て勝手な感想を抱いてしまったのでした。派手なアクションよりも、しっとり落ち着きのある江戸情緒あふれる物語のほうが好みかなあ、なんてね。

お馴染みの人物、栄吉やお春ちゃん(は嫁にいったんだったか)日限の親分等など。今回は出てこられませんで…それがちょっと寂しいっていえば寂しいような?
妖たちも同じく。屏風のぞきなんて箱根には、ついてこられなかったしね。
次回作では、そういう人物たちにもまた会いたいですね。

[book]「うそうそ」畠中恵


うそうそ しゃばけシリーズ 5

うそうそ しゃばけシリーズ 5

しゃばけシリーズ第五弾。久々の長編でした。
と言いつつ、これを読んで私は、この作者さんはやっぱり短編の方が向いているのかもな、とちょっとだけ思いました。


箱根に湯治にいった若だんなが、ある騒動に巻き込まれる話でしたが、まあその最初から、トラブル続出。
仁吉、佐助が突然、姿をくらましたのから始まって・・・・せっかく湯治にきたというのに、若だんな最後になるまでお湯には浸かれないんです。まさにお気の毒でした。


今回も、また鳴家が活躍してくれてて、それはすごく嬉しかったですね。何度も言ってますが、可愛い。袖の下に一匹欲しいところ。

箱根の山神の娘で、姫神として蘇ったお比女ちゃんも、とっても可愛らしかった。若だんなについて江戸についていきたいと駄々こねるお比女ちゃん、いいですねー。
まだ十二歳ですが、そのうちお年頃になったら、いい感じかも。なんて思っちゃったのは私だけ!?(笑)
ほら、若だんなだって出自を考えてみればね、ちょっとお似合いかもなんて思っちゃったりしても、不思議はないような?


とはいえ、話はまあまあ楽しめました。まあ適度に、というか、もう面白くてたまらない、って感じではなかったのですが。
私はどうも、いつもの短編集のような、長崎屋を中心にしたエピソードの方がしっくりくる気がしました。
長編もたまにはいいけれど、やっぱり連作短編集がしゃばけシリーズには合ってるのかもなあ、何て勝手な感想を抱いてしまったのでした。派手なアクションよりも、しっとり落ち着きのある江戸情緒あふれる物語のほうが好みかなあ、なんてね。

お馴染みの人物、栄吉やお春ちゃん(は嫁にいったんだったか)日限の親分等など。今回は出てこられませんで…それがちょっと寂しいっていえば寂しいような?
妖たちも同じく。屏風のぞきなんて箱根には、ついてこられなかったしね。
次回作では、そういう人物たちにもまた会いたいですね。