「くちぶえ番長」重松清

くちぶえ番長 (新潮文庫)

くちぶえ番長 (新潮文庫)

小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々、「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ―――。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆け抜けた一年間の、決して忘れられない友情物語。


雑誌『小学四年生』に連載されたものだそうです。
文庫だけど、中身は児童書そのものって感じでした。
ちょうど自分の子どもが四年生なだけ、親近感もって読みました。
この頃の子どもって、こういうふうだったんだ、と、はるか昔に小学校を卒業した大人の私は思いました。


どこか懐かしい世界でした。添えられている挿絵もほほえましい感じで、いいですね。
こういう、物語をわきから支えてくれるような挿絵は大歓迎です。