「ブザンソンにて」秋月こお★★★

イタリア留学編の第4部、完結。
とはいえ、気になる終わり方で終わっている。
指揮者コンクールで優勝した圭との契約を結ぼうと近づいてくるエージェント会社の副社長が…。ちょっと怪しい?
ってところで終わってるんですよね。
「彼は○○だ」ってことで(^^ゞ 髭面で、スーツ決めてて胸ポケットから真っ赤なネッカチーフが…
っていうおじさんだけど(^^ゞ さぁて次回はどう出るか?

「証言編『二月十一日』その後」がおもしろかったです。
ミーハーに「桐ノ院様」におっかけをする三橋鈴香嬢。読んでてクスリと笑えるけれど、しかし私の記憶喪失が(^^;
三橋鈴香さんって、どういうヒトだったけ?と。
そのお友達の榎田(えだ)静江さんってのも覚えがなかったんですけどぉ… もうザルのようなわが頭には飽きれますねぇ。


桐ノ院家の執事伊沢さんの話「冬のうらら」も興味深く読めました。とくに幼少時の圭くんが出てるところは。
うんうん4歳児にあんなふうな環境はいけませんね。
実際、あんな子どもはありえない。大人の言うことを素直に守り、友達にすら敬語を使うような(^^;
敬語の問題はともかくとして。大人の都合通りの子どもなんて、絶対にありっこない、あってはならないものなのに。

そんなふうに育ってきた彼が、悠季というベターハーフを得たことはすごい大きな意味があったんだろうなぁ…
正面切って、こういうこと言うのは照れますが(^^ゞ


ま、フジミだからいいさね〜ってところでしょうか(^^;