「復活の朝 グイン・サーガ92」栗本薫★★★
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 文庫
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10月に出たハズなのに、やっと読んだ私です(^^;グイン本編92巻。
なぁんかこれも感想を書くのに書きづらい内容ですね。
前回、どうなることかと思ってましたが、こうなったのか〜って感じでした。
グインもはったり(?)がうまいですね〜 アモンを前にしての長口舌には正直うんざりさせられましたが、急転直下の展開には目が点…です。
でもあとがきにも書いてあったけれど、簡単には済まなそうですね… どうなることやら!?
しかし、ああいうことをあとがきで書かれるというのも、何か興ざめな気がしますね。
作者はネタバレは気にならないみたいだけれど。こういう微妙なネタバレというのも、要らぬ先入観を与えるようで好きじゃありません。
それにしても、12月の新刊がてっきり93巻だとばかり思い込んでいた私。あとがきには12月のは外伝だと書いてあるのに、帯には93巻は12月発売だとはっきり書いてある! どういうことよ!?ハヤカワさん?とひとり突っ込みいれてました。
今回のグインで私がどうしても許せない…というかそれはないだろ?と思ったのが、グラチーのセリフ。ヴァレリウスに向かって「ヴァレちゃんよ」。苦笑しました。
それからちょっと気になった文章がニ、三…
その1
「小さな小部屋」。栗本さん?お間違えになったのでしょうか(^^; 頭痛が痛い、と同じレベルじゃないですか。
その2
イシュトのセリフでどうしても理解できない言葉(^^;
P220「(前略)お前らに味方してやりたいと思って出てきた結果がいろいろおかしなぐれはまなことになって…(後略)」
「ぐれはまなこと」って一体なに!?
しばらく頭を抱えていた私でした。
グインはどこへ行ったの?イシュトはあのまま大人しく国へ帰っていったのかしら?レムスは?アルミナちゃんは?
そしてリンダは!?と、久々に次の巻が気になっている私です。とりあえずは外伝「消えた女官」ですか…これもまた気になるタイトル。誰の話ともわからないですしね。
*本のプロ レスより*
ときわ姫 > 私も最近読みました。何だかともかくさっさと収めてしまったという感じがしました。「ぐれはま」についてはごく最近テレビで見ました。「ぐれる」の語源は「ぐれはま」です、とか。そもそもはまぐり(実は他の貝も)の貝殻は同じ貝でないと二枚がぴったり合わない。かみ合わない事を、「はまぐり」をひっくり返して「ぐりはま」と言って、それがなまって「ぐれはま」になったとか。更にそれから物事から外れる事を「ぐれる」と言うようになったという説明でした。 (2003/12/03 14:32)
北原杏子 > ときわ姫さん、おおそうだったのですか! それも知らず、赤恥モノです…m(__)m そういえば合わせ貝の遊びがありましたねー平安時代かなんかに。「はまぐり」がひっくりかえって「ぐりはま」ですか。目からウロコの情報ありがとうございました!! 思わずへぇ〜!!状態でした(^^ゞ 私は何か、業界用語みたいに上下ひっくりかえして言うのと(例:グラサンとか?)似たような言葉かと思ってました。
感想については、私もときわ姫さんと同じような感想を抱きました。解放されたパロの人々も今までろくすっぽ描写が無かったくせにこの巻でだけ喜び勇んででてきて。何か違和感ありました。後付のようなことばかりでいやになります。
それと古代機械!どうしても古いSFに出てくるような装置がちらちらして仕方ありませんでした。「シャットダウン」にも笑ったけど(^^; 謎は謎のまま置いておいたほうがよかったのかな、なんて思ってしまいました。 (2003/12/05 00:56)