「ロマンス小説の七日間」 三浦しをん★★★★★
- 作者: 三浦しをん,こなみ詔子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2003/11/22
- メディア: 文庫
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2003年も押し詰まった31日、実家からUターンする電車のなかで読破しました。
いやぁ面白かったです!!もう、そうとしか言えませんです。ずっと車中で夢中になって読んでいました。
主人公あかりの訳す小説がまた魅力あるじゃないですか。
それが最初は無味乾燥な、ただのロマンス小説だったものが、あかりの想像力に影響されてだんだん変わっていく。
それは元から原書というものがあって、そこから初めていったワケではあるのですが、もうそれは純粋な創作物と言ってもいいでしょう。あかりの創った物語。素敵です。
誰に見せるあてもなく、ただ自分のなかから突き上げてきた衝動にまかせて書きつける。これぞ、創作…お話を創るってことそのものなんでしょう!と、自分のなかでは結構、感動でした(^^ゞ
またその創作物が、あかりのいる現実世界に即しているというところがまた…何とも心憎い設定じゃないですか。またまた、三浦しをんさんの魅力にハマってしまった私でした。
しをんさんの書く恋愛小説、もっと読んでみたいですね。
*本のプロ レスより*
すもも > 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。この本、評価高いですね。創作についてのお話にも興味津々です。図書館が開いたら、行ってみたいと思います。 (2004/01/04 16:25)
まゆ > ロマンス小説の部分が、どんどん暴走、いや、おもしろくなっていくんですよね。しをんさんのほかの小説とは雰囲気違うらしいですが、私は楽しめました。 (2004/01/04 17:12)
北原杏子 > すももさん、こちらこそ今年もよろしくお願いします〜 評価5をついつけてしまいました。電車のなかで一気読みしたのでその勢いでかな?冷静に考えれば4つくらいだったかもです。ぜひ読んでみてください。
まゆさん、私もロマンス小説の部分が面白くって。とくにヒロインのキレっぷりが(笑)。暴走暴走、大歓迎です!
しをんさんの他の小説よりも、もっと作家本人が露出しているという感じがします。あかりの喋り言葉なんて、まんまじゃん!てふうで。それは楽しかったです。 (2004/01/06 01:28)