「ああ、恥ずかし」阿川佐和子ほか★★★

ああ、恥ずかし (新潮文庫)

ああ、恥ずかし (新潮文庫)


このところ、重たい読書ばかりしていたせいか、こういう肩の凝らないエッセイ本を読むのはよいものですね。本プロで知って、たまたま図書館にあったので借りてみました。


総勢70人!女性ばかりの恥ずかし体験集。書かれている内容は多種多様なれど、恥ずかしさのパターンはいくつかあるなあ、と思いました。


その1 身体的恥ずかしさ
たとえば、誤って全裸を見られてしまうとか?
そこまで行かなくても、服の下に身に着けていたもの(肩パッドとかストッキングとか防寒下着とか)がずれてきて、服の下から見えてしまって困ったとかそういうもの。
偶然なのか?スカートをはき忘れて…というのが2件もあって驚きました。私はこれだけは絶対にありえないのですが。


その2 行動的恥ずかしさ
酔って起こした珍妙な行動など。他知らないでやってしまったこととか?他勢いでついやってしまったこととか?
後者では、勢いでガラス戸を人型に破って出てきてしまった人の話が印象的。ていうか、そんなことありえない!!と思うのだが。どうも眉唾な気がしてしまった。


その3 暴露的恥ずかしさ
自分の秘めた部分の暴露をしてしまったものとか。こんなこと公然と書いちゃってOKなの?と思うのが、2、3あった。よく書くよなぁ〜と思う、正直…


その4 道義的恥ずかしさ
人間的に恥ずかしい、とかそういうの。
キャー恥ずかしい!!と叫んでしまうのとは全く別物だろう。これは書いてる人はあまりなかったようだけど?


と、4つほど思いついて書いてみたけど、他にもあったかな?面倒なのでこれ以上は調べません(^^ゞ悪しからず。

ちなみに読んでいるあいだ、自分の恥ずかし体験が頭のなかをぐるぐるしてたのは言うまでもないです。
ちょっとここでは書くことができないのですが…(^^; 小さい時の思い出とか、巡ってきちゃいました。


*本のプロ レスより*

まゆ > おお〜、また読者が増えましたね。ちょっと息抜きに読むのにいいですよね。中にはひいちゃうのもありましたけど。人間、生きてれば恥ずかしい思いの一つや二つはするもんだよね、と安心できます。 (2004/01/27 18:07)
北原杏子 > まゆさんの日記で紹介されていなかったら、全然知りもしませんでした。なかなかいろいろあって面白かったです。ほんとこれを読んだら、大抵のことは何でもないように思えてきて〜(^^ゞホッとします。 (2004/01/27 23:28)
すもも > 自分はどのパターンだろうと、思わず真剣に考えてしまいました。こうして分析してみると、楽しいですね(^^) (2004/01/28 10:08)
北原杏子 > すももさん、やっぱり圧倒的に多いのは、身体や衣服に関するものなのかなあ、なんて思いました。
あと70人もの人がいると文章も様々で…作家の書いた文章はやっぱ読みやすい(うまい)よなあ、なんて考えてました(^^ゞ (2004/01/28 23:22)