「魔女の死んだ家」篠田真由美★★★
- 作者: 篠田真由美,波津彬子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/10/26
- メディア: 単行本
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講談社ミステリーランドの一冊。表紙&挿絵は私も好きな漫画家さん、波津彬子さん。その絵柄にあった内容で、耽美しててよかったです。ストーリー的にはある程度予想ができるような内容なのですが。語り口がうまいですね。
あたしの大好きなおかあさまがピストルで頭を打ちぬかれて死んでしまった、その真相は…
というものですが。その撃たれた場面がとっても幻想的。絵になるというか… 頭から流れた血が、珊瑚の玉のように見えたという表現がまことに美しいです。
それにしてもこの作品。本当に子どもに読ませても大丈夫なのか?と危ぶんでしまいます。一応、ラインナップとしては子ども向けとされているハズ(?)だけど、私が借りた図書館ではこのシリーズは一般図書のなかにそれぞれ作家別に埋もれるようにおいてあって、到底子どもは気づかないだろうって感じなんですよね。
どうなんだろう、こういうのって?と思ってしまいました。皆さんの図書館ではどういう扱いを受けているのかなあ?なんてちょっと気になりました。
あと前髪で顔を隠した人って…? 篠田さんのほかの本を読んでいないので全然わっかりませんでした〜(^^ゞ
*本のプロ レスより*
ときわ姫 > 他の方のレスなど見ると、建築探偵シリーズの人のようなことが書いてありました。それで興味が出てきたので、読んでみようと思っています。 (2004/01/28 17:35)
青子 > 北原杏子さん、やっぱりちょっと”少年少女向け”っぽくないですよね。プチ耽美的というか…。いつも通っている図書館では一般書扱いでした。試しに検索してみると、市内の区の図書館では全て一般書扱いでした。唯一、最大の中央図書館のみ2冊在庫があり、それぞれ一般書と児童書とに分けてありました。 (2004/01/28 19:52)
北原杏子 > ときわ姫さん、そうらしいですね。どうも思わせぶりな書かれ方、気になりますよね?私も読もうかなあ、でも長そうだし…じつは2冊ほど古本屋で買って持っているのですが…どうしようかしらん?
青子さん、やはりそうなんですか?一般図書扱い。出版社の意図としては子ども向け…なのかもしれないけど、やはり児童書を書かれていない一般の作家が書くと、どうしてもあんなふうになってしまうのかもしれませんね。ちなみに、私が今日読んだ、はやみねかおる「ぼくと未来屋の夏」は立派に児童書してました。やっぱ児童書の書き手だったからでしょうね。 (2004/01/28 23:27)