「ブラック キャット 1」新井素子★★★


いやあ、コバルトなんて久しぶり。それも昭和の時代に出た本で、しかも新井素子
なんたって、本の価格が280円ですよ。230ページ強くらいの厚さで。今だったら倍はするのかも。(調べたら、476円でした)

もうそれだけで、最初はうわっとか思ってしまいました。
久々の素子節にも最初は慣れず、やたらと「あはん」とか「あは」とかがはさまれるのにちょっと抵抗がありました。


だけどさすが…読み出したら、割りとトントンと読めました。確かに昔、読んだはずなのに内容を全く覚えていなくて、ほとんど初読の状態みたいでしたが。
イラストの雰囲気とか、ところどころ覚えがあるような気がして。ちょっとデジャヴを感じてしまったような、そんな感じでした。


同時収録されていた短編3本は、初々しい感じがして好感がもてました。「山手線のあいちゃん」が可愛かったですね、童話ふうで…。
まだJRじゃなくって国鉄の時代で、時の流れを感じました。


しかし、それにしても私の物もち(本もち?)の良さ。我ながら感心しちゃいました。「ブラックキャット」の1・2巻もちゃんと残ってた。「キャスリング」はちょっとしまった場所を忘れてて見つけるまで少しかかりましたが、ちゃんとあった。古本だけどきれいなもんです。
収納ケースに入れていたので、埃や日焼けからも守られていたのでした。よかった、入れといて(^^ゞ



*本のプロ レスより*

ときわ姫 > ケースに入れて保管とはすごいですね。私も手元にあったら再読する所なんですが、以前は新井素子さんは全部友人に借りて読んでたので持ってないんです。残念。 (2004/02/01 14:19)
しおり > 杏子さん、こんばんは。美人を「チーズケーキ」と表現するあたり、時代ですよねえ(アメリカでももう死語のような気がする)。私も再読したくなってきましたが、手元にないんです……。 (2004/02/01 21:04)
北原杏子 > ときわ姫さん、あまり読まないだろう本だけ、ケース(文庫本15冊くらい収納か?)にいれて保管してたんです。今、2巻を読書中です〜っ。
しおりさん、美人を「チーズケーキ」と言うんですね。他にも今じゃ絶対に使わないだろうなぁという言葉があって、時代を感じました。(手ごめとか(^^ゞ…今じゃセクハラかな?)私は割りと手許にあるほうかな、素子さんの本。 (2004/02/02 00:42)