「七人の魔法使い」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ★★★

七人の魔法使い

七人の魔法使い


まぁまたまたDWJの魔法の手に絡めとられてしまったという感じ。まさにジェットコースターに乗っているかのような面白さ。一度乗ったら、けっして降りられません、との注意書きつき(^^ゞ

何が面白いって、ストーリーのハチャメチャさ加減もだけど七人兄弟のそれぞれが魅力ある人物だってことでしょう。その兄弟たちが、それぞれ世界を征服するために(^^ゞ他の者をだしぬき、ナントカしてこの町から脱出するべく、ハワードの父親、作家のクェンティンの2000語の謎に取り組もうとするんですから。もう、混乱が起こらないわけがないって…いやはや楽しかったです。


私が好きだったのはハサウェイ。彼がいる場所も取り巻く家族も皆あたたかで穏やかで、いいなぁと。彼に熱烈なラブコールを送る(?)スサマジー(なんてすさまじい名前だ)の気持ちもわかりますとも(^^ゞスサマジーもけっこう好き。将来が楽しみじゃありませんか?きっとハワードは目のとどくところでずっと彼女を見守っていくんでしょうね。


ただ残念なことひとつ。一箇所重大なネタバレがあることを、ネットの某所で知りました。筋そのものに関わる部分で、これを知ってしまったら絶対に魅力が半減してしまうだろうって部分。幸い私は全く気づかず、誤植だろうってくらいにしか思いませんでしたが。あれはちょっとひどいな、と思いました。勘のいい人だったら気づいてたかもしれない。ということで、2版目以降は直ってることを祈ります。



*本のプロ レスより*


ときわ姫 > ネタバレの事は気がつきませんでした。何しろあの展開についていくのがやっとで、何も考えずに読んでいました。その情報は知らずに読んだ方が良いですね。 (2004/02/20 09:43)
すもも > スサマジーは、将来ステキな女性になりそうで楽しみですね。ネタバレ、まったく気がつきませんでした。どこだろう〜。 (2004/02/20 09:54)
北原杏子 > ときわ姫さん、あの展開についていくのはかなーり大変かもしれないですね(^^ゞ ネタバレについて補足ですが、あれは作者のダイアナさんのせいなどでは全くなく、あくまで翻訳レベルでのことみたいです。
すももさん、もしかしてこれから読まれる人がいて、この感想を目にしてしまったら危ないのでページ数はあえて書きませんが、とある人物の固有名詞の間違いです。とんでもない間違いをしています。その時点では私も何かヘンだな?ぐらいにしか思わなかったのですが… (2004/02/20 13:54)