マンガ

ピアノの森 1 (モーニングKC (1429)) ピアノの森 2 (モーニングKC (1430)) ピアノの森 3 (モーニングKC (1431))
ピアノの森 1〜3」一色まこと, 講談社


ちょっと前に知ったのですが、どんな話か気になっていました。
確か雑誌「ダ・ヴィンチ」4月号のだめ特集にも、同じクラシック漫画として紹介されていました。

興味をもってちらっと読みたいなあ、と思ってたんですが、そしたら今日その新装版(というかモーニング版?)の1〜3巻を見つけてしまって。
で、これも縁かと即購入。今夜ぜんぶ読んでしまいました。

森のなかに捨てられたピアノ。壊れて音のでないピアノ…そのピアノをたった一人弾ける少年がいた。
それが一ノ瀬海という少年だった。小さいときからこのピアノに触れていたため、自然に音が出るようになったとか(?)

この、森のなかにピアノがあって… という設定は他にはちょっとないな、と思いました。
まさかタイトル通り、森にあるピアノとは思いもよらなくて。
何となく漠然としたイメージかと思ってたんです。

で、この海少年をとりまく環境というのがまたスゴイ。
母親は色町で働いているというし、住んでるのも決してよろしいとは言えないような環境。
森の端という地名らしいのですが、これがほんとに森のすぐそばにあるらしい。
何といっても、海のアパート(?)の窓の下に巨木が生えていて(?)その木の下に捨てられたピアノがぽつんと置いてある、という感じなんです。
これには、?でした。どうしてあの森の木のうえにあのアパートの窓があるの?って疑問符が。
何かとってもヘン。どこか間違ってるのかと思い、何度もページを繰って確かめてしまったほどでした。

まあそれは考えるのはやめることにして。(そういうもんだと思っておこう)

で、海の行ってる小学校の同級生がまたヘン。というかほとんどそこらにいるような洟垂れ小僧ではないの。
とてもピアノの森のイメージとはかけ離れてる。

ということで、1巻はちょっと頭が?なのままで読み始めましたが、2巻が終わる頃にはもう次を読まずにいられませんでした。

3巻を読んじゃったいまは続きが気になってしょうがない、です。
新装版を買ったのでどうせならこれで揃えたいので、既刊を買うのは我慢しますが。

海もやっぱりピアノを弾くのをすごく楽しんでやってるという感じで。
レッスンやコンクールのために、とかじゃない、ただ自分の楽しみのために弾くピアノというのが。
ピアノを弾けない私にはとても羨ましく思えました。

  • 購入本

 西の善き魔女 3 (BLADE COMICS)
西の善き魔女 3」(荻原規子原作/桃川春日子漫画)マッグガーデン 

「母の友 6月号」福音館書店

活字倶楽部2005春号」雑草社