やっぱ金魚屋はすごいや!「金魚屋古書店2」


金魚屋古書店 2 (IKKI COMICS)

金魚屋古書店 2 (IKKI COMICS)


さて「金魚屋古書店」2巻目です。
今回もいろんなマンガでてきました。知っているのもあれば、知らないのもある。
まさに、世のなかのマンガを二つに分ければ、自分が読んだことのあるマンガと読んだことのないマンガの二種類になるわけです。


で、今回のラインナップは・・・


3人の人間を巡る戦争漫画
童話作家の作品を原作にした漫画
坂下町人情漫画
毎年初夏に発売される叙情漫画
不朽のSF鉄道漫画


とまあ、こんなふうになっております。私は最後の1個しか読んだことがなかったです。
まだまだ奥が深いですね、漫画界は…。


おもしろいなぁと思ったのは、漫画のコマを窓ととる見方でした。
窓の向こうに見える風景ってわけです。
斬新な考えかただなあ。確かに、1個1個に区切られた窓の向こうを見て(読んで)は
一喜一憂しているわけですから。
文章だけの小説の本とはまた違った味わいがあるでしょう。


それから、漫画のジャンルについて。
男の人(じゃなくっても)が少女漫画をもってレジにいくのは恥ずかしいとかいう話を聞くことがあるけれど、決してそんなことはないんだということ。
漫画は漫画。みんないっしょなんだ、というの。
金魚屋古書店の店長さんが、のだめやNANA、ハチクロの新刊をレジにもっていって
ごくふつうに買っているところ。
さすが、です。というかこういう人がもっと増えてくれると、心頼もしいのですが。
私はまだ漫画を買うのに恥ずかしいとか思ったことはありませんが。
けど、いまだに漫画なんかくだらないと思っている人種がいるのも事実。
(うちの両親がそうでしたから)
そういう人は、きっと魂を揺さぶられるものを読んでないんです。(っていうか漫画自体を毛嫌いして読んでない)
もちろん漫画のなかにはこんなもの!といいたくなるくらいレベルが低いものもあるでしょうけれど、
そこは小説の本と同じ。いいものはいい、のです。


最後の話、SF鉄道漫画も懐かしい。ちょっとほろりとくる話でした。


それにしても。今回のおまけ漫画で出てきた小学館の♣じるしの意味・・・
なんだ、そんな意味だったのね、と思いました。