「月夜の誕生日」
- 作者: 岩瀬成子,味戸ケイコ
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 2004/03/01
- メディア: 大型本
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絵本です。岩瀬さんに関する本を読みたくて、手にとりましたが、味戸ケイコさんの絵も可愛らしくて、また幻想的で・・・、でもどこか昔なつかしい雰囲気がただよっていてよかったです。
月蝕の夜に…。万里は誕生日のプレゼントだった赤い洋服と星の形のブローチをつけたまま、寝てしまいます。
そうしたら、夜おそくだれかに呼ばれた気がして、万里が目をさますと、それは窓の外から聞こえてきたようでした。
外は月の光でいっぱい。雲ひとつ無い空に、欠けた月がでているという…
そんな夜におこったふしぎな出来事。
万里のまえに、カワウソ、クサガメ、カワネズミ、サワガニ、シラサギ、ヘビの子と、いろいろな動物たちがすがたをあらわして、万里にたのむのでした。
万里のもっているものをほしがって・・・
この、自分のものを次々と相手にあたえていく、という話はグリム童話の「星の銀貨」を連想させます。
あのお話とちがう部分ももちろんあるのですが。
万里の場合は・・・ それは実際に、絵本を読んでたしかめてみてください。