マーシャと白い鳥
- 作者: ミハイルブラートフ,出久根育
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 大型本
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こっちは図書館で借りたんですが、欲しいー!と思ってしまいました。
同じく出久根育さんの描かれた絵本です。
これはロシア民話で、ババヤガーという鶏の足のついた家に住む魔女が出てきます。
母親に留守番を頼まれたのに遊びにでかけてしまったマーシャが帰ってくると弟のすがたが見当たりません。
必死になって探しにいくマーシャ。
その必死さがよく伝わってきました。自分がやってしまった行為の結果なのだから、探しにいくしかない、泣いててもしょうがないっていう・・・
弟のワーニャは白い鳥によって魔女のババヤガーのところに連れ去られてしまったわけですが、マーシャはいろんなものの助けを借りて弟を助けるのに成功します。
たすけてくれるのが、ペチカだったり、りんごの木だったり、ミルクの小川だったりするところは、昔話らしくていいですね。
出久根さんの絵がまたそれにぴったりっていう感じで、先に読んだ「あめふらし」よりもこちらの方がよかったかなと思いました。もちろんあちらが悪いというわけじゃないですが、初めて見る方にはこちらの方をお薦めしたいです。
ババヤガーの絵本は他にもいろいろ出ているようで、私もそのうちの一冊を読んだことがあります。
そちらは真っ当な絵というふうだけど、まぁよくある感じの絵本でした。それだけに出久根さんの絵本は突出したものに感じられました。