絵本6冊その3 「ゆめくい小人」

ゆめくい小人 (世界の絵本)

ゆめくい小人 (世界の絵本)

エンデ絵本、3冊目です。


まどろみ国の人々は眠ることがいちばんのしごとです。
それも長く、ではなく、ぐっすり眠ることがたいせつです。
よく眠れば気持ちがやさしくなり、頭もすっきりするから・・・人々はそう考えていました。


この国の王さまは国いちばんよく眠る人で、だからこそ王さまにもなったのですが、王さまとお妃さまのだいじな娘、すやすや姫は夜になっても眠りたがらず、眠るのをこわがっていました。


なぜでしょう?
それはお姫さまがとても怖い夢を見るから。
王さまとお妃さまはとても心配して、どうにかして治らないものかとお医者を呼んだり、国中のものにつかいをだしたり、いろいろしましたが何の効果もありません。
そして、とうとう自分で探しにでかけることにした王さまはとある場所で、ゆめくい小人に出会ったのです。


小さい子どもは夜、怖い夢を見るのをいやがるものです。
そんな子どもの怖い夢を食べちゃう存在・・・
まるでバクみたいですね。


うちの子(次男)も最近、夜怖い夢を見るのを嫌がって、毎日のように私のところへやってきて、布団にもぐりこんできます。
この子に、この絵本を読んであげたいなあ、と思いました。


絵も視覚的にパッと目に飛び込んでくるような感じがして、いかにも子どもの興味をひきそうです。
図書館で借りた絵本ですが、わが家にも一冊欲しくなりました。