読了本の感想&購入本の記録

[book]「探偵ガリレオ東野圭吾

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

直木賞受賞作品『容疑者Xの献身』を読むために、このシリーズ第一作目を手に取りました。
私は実は東野圭吾さんの本を読むのは2回目です。最初に読んだのは『名探偵の掟』でした。図書館で、ふと手にとって…。
これもまあまあよかったけど、特別よいというわけでもなくって。本プロで話題になった本を知るまでは、とりたてて手に取ることもなくすぎていました。

だから他の話題作など全く知りませんし、この作者の特徴とかまだよくわからないままです。
名探偵の掟』を読んだのももうずっと前だし、記憶も薄れてて、これが初・東野圭吾といってもいいくらいでしょう。

そんな私ですが、この本はまあまあ楽しんで読めました。
科学的要素を盛り込んで、のミステリ。
面白かったですね。
わあ、そんなことあるんだ〜と純粋な興味から、です。
思わず、へぇ!と唸ってしまいそうでした。まるで、子どもの科学の実験みたいなノリでですが。

理工学部助教授の先生の湯川(佐野史郎がモデルだったんですね!似ているかも)と、警視庁捜査一課の草薙の二人のコンビが面白いです。
とくに湯川先生。かなりいいです。子どもがちょっと苦手で、どうしても話さなきゃならないときは草薙を介してしまうとか、無理してしゃべったら蕁麻疹ができちゃったり。草薙刑事が行くと、いつも出してくれる、洗いの足りないコーヒーカップのこととか。
頭は鋭いはずなのに、ちょっとおとぼけなところがあって面白いですね。

第二作もさっそく読みかけてます。