7月のまとめ

7月に読んだ本をまとめてみました。仕事の関係で、児童書の課題図書が多いです。

読んだ本:20冊


夢を追い続けた学校司書の四十年―図書館活用教育の可能性にいどむ

夢を追い続けた学校司書の四十年―図書館活用教育の可能性にいどむ

山形県鶴岡市学校図書館に勤める学校司書さんの本。大いに刺激になりました。最後は感動のあまり涙ぐんだほどでした。こんな学校司書になれたらなぁと憧れます。(7/1読了)


リンドグレーンの少女時代がモデルに…。読んでいるこちらまで幸せな気分に浸れました。(7/1読了)


曲芸師ハリドン

曲芸師ハリドン

中学生向け課題図書。地味ですが、曲芸師の少年ハリドンが、いなくなった父親代わりの男〈船長〉を探して冬の夜更けの町をさまよう。小さな犬との出会いなど、ちょっとしたことが思わぬ展開に繋がっていく。 作者はスウェーデンの人で、「作品のインスピーレーションの源は、トーベ・ヤンソンムーミン』にある」と語る、とありました。 影響されているのかしらね?どこがどうとは言えませんが、雰囲気のある作品ですね〜(7/3読了)


夕焼けの国へようこそ

夕焼けの国へようこそ

いかにも女の子♪って感じの装丁ですが〜まぁ可愛らしい夢物語ねぇ〜という印象。 さらっと終わってしまった感じで物足りなかった。(7/4読了)


ぼくらは「コウモリ穴」をぬけて (あかね・新読み物シリーズ)

ぼくらは「コウモリ穴」をぬけて (あかね・新読み物シリーズ)

こちらは子どもの気持ちがよく描けていて良かった。ちょっとファンタスティックな場面もあるけど、現実がしっかり書けてるから、違和感もなかったです。 (7/4読了)


いい夢ひとつおあずかり

いい夢ひとつおあずかり


これは、楽しくて夢のあるお話だった。 わるい夢を食べてくれて、いい夢にはおまけをつけて返してくれる、バク太郎のひらく夢銀行のお話。 イラストもいい雰囲気のある素敵な感じ。 奥付を見てみたら、手がけた作品に「安房直子コレクション」のタイトルが。妙に懐かしい感じがしていたけど、このせい!?* 安房直子さんの「北風のくれたハンカチ」の挿し絵を描いた人と同じ人なのかな? ちょっと心がほんわかしてくる、いいお話でした。 (7/5読了)

*あとで調べたら、残念ながら違うみたいでした。


ふしぎなキャンディーやさん (新しいえほん)

ふしぎなキャンディーやさん (新しいえほん)

うちの子供に見せたら、絵がキライといわれた。おもしろいと思ったのになあ! (7/5読了)


ぼくがラーメンたべてるとき

ぼくがラーメンたべてるとき

ラストにはちょっと驚いた。ちょっと重苦しい余韻が残りそう。(7/5読了)


ラングリーのみみ (ポプラせかいの絵本)

ラングリーのみみ (ポプラせかいの絵本)

絵がとっても可愛い♪ 個性がいちばん大事だよ、ってことを子どもたちがわかってくれるとよいなあ。(7/5読了)


ぼくのだいすきなケニアの村

ぼくのだいすきなケニアの村

絵がとても目をひく絵本。読み聞かせに向くかも。(7/5読了)


とらとほしがき―韓国のむかしばなし

とらとほしがき―韓国のむかしばなし

こういう話ってあるある!って絵本。(7/5読了)


ラークライト―伝説の宇宙海賊

ラークライト―伝説の宇宙海賊

これは西日本感想画コンクール課題図書なんだけど、いかにも絵に描きたくなるような、楽しい冒険が詰まってます。ちょっと変わった宇宙冒険活劇って感じかな? あんまり細かいことを言わず、ストーリーを楽しんだらいいと思います。(7/10読了)


ぼくたちは、いつまでも (そうえん社フレッシュぶんこ)

ぼくたちは、いつまでも (そうえん社フレッシュぶんこ)

太っていることにコンプレックス持って、自分から逃げていたばかりだったブッチーくん。筋肉がだんだん縮んでいってしまう病気の神山くんと話すようになって… いい話だったけど、もうちょっとエピソード長かったらなぁ、と思いました。(7/10読了)


3年2組は牛を飼います (文研ブックランド)

3年2組は牛を飼います (文研ブックランド)

子牛を学校で飼うことになった3年2組の子どもたち。最初はみんな、大賛成でやる気満々だったのに、実際に子牛のお世話をやってみるとどんなに大変なのかわかってきて… 子牛を通じて、子どもたちの心の成長が、よく描かれています。 この本を読んだ子どもたちには命の大切さを知って欲しい、と思います。 (7/10読了)


天馬のように走れ―書聖・川村驥山物語

天馬のように走れ―書聖・川村驥山物語

書道のことはよくわかりませんが、伝記ものとしては、その生涯がよく描かれていてよかったと思います。 (7/12読了)


ニタイとキナナ

ニタイとキナナ

コミックですが〜、ちょっと前に読んだ。縄文時代のことが知りたい方にはおすすめします。(不明)


兵士ピースフル

兵士ピースフル

なかなかよかったです。トモの家族はあったかくてよい家族でした。ジョニー兄さんの存在が効いているでしょうね。前半部分の田園風景の穏やかムードと、後半部分の戦闘シーンとでは雲泥の差。緊迫感漂う描写に息をのみました。 辛い展開でしたが、あの後、トモがどうなったのか気になります。この作家さんは初めて読みましたが、他にも読んでみたいと思いました。(7/19)


ブリット‐マリはただいま幸せ

ブリット‐マリはただいま幸せ

リンドグレーンのデビュー作。初々しさがあふれてます。 (7/24読了)


トロール・ブラッド〈上〉呪われた船

トロール・ブラッド〈上〉呪われた船

トロール・ブラッド〈下〉長い旅路の果て

トロール・ブラッド〈下〉長い旅路の果て

満足しました。トロール・ブラッドと言うタイトルにこめられた深い意味に気づくと、より読了後の充足感が深まるような気がします。ペールとヒルダの冒険の旅も、やっと大団円を迎えたようで、ホッとしています。(7/31読了)