2012年6月の読書

6月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:4891ページ
ナイス数:346ナイス

ゆめのスカイツリーゆめのスカイツリー
子どもたちに見えるスカイツリーは、こんなにも夢にあふれたものなんだね〜
あらためて子どもたちの夢見る力を見せていただきました。
読了日:06月02日 著者:谷川 俊太郎
ハイク犬 (学研おはなし絵本)ハイク犬 (学研おはなし絵本)
5・7・5で世界の旅。さあ みんな
ハイクのくにで
あそぼうよ

読了日:06月02日 著者:石津 ちひろ
ぬーくぬく (わくわくたべものおはなしえほん)ぬーくぬく (わくわくたべものおはなしえほん)
ちょっと季節は違うが… おもしろいものはいつ読んでもよいよねぇ! 干し芋と干し大根の掛け合い漫才みたい。
読了日:06月02日 著者:飯野 和好
よかったねネッドくんよかったねネッドくん
とても楽しい絵本。よかった!と、でもたいへん!が繰り返されるストーリー。荒唐無稽だけれども、子どもたちには喜んで受け入れられること間違いなし!
読了日:06月06日 著者:レミー チャーリップ
バムとケロのもりのこやバムとケロのもりのこや
もりのこやのお話やっと読みました。バムケロ絵本は懐かしいですね。子どもたちが小さい頃に夢中で読みました。親子ともども〜!絵の隅々まで楽しめるのがよいのです。今年こそ図書室に入れたい!切望です!
読了日:06月06日 著者:島田 ゆか
教会ねずみとのんきなねこ教会ねずみとのんきなねこ
おもしろかった。ねずみって嫌がられるものなのに、教会では牧師さんのお手伝いして、ご褒美のチーズなどもらったり保護されているのね。猫のサムソンと協力しながら悪者退治をするねずみたち、確かに可愛いかも?絵がユーモラスでほのぼのできます。
読了日:06月06日 著者:グレアム・オークリー
としょかんねずみとしょかんねずみ
サムは図書館に住むねずみ。本を読むのが大好きで、とうとう自分でも本を書いてみることに〜! それが図書館で大評判になって… 本を読むことと書くことが、ものすごく楽しくて素晴らしいことなんだ、ってことが伝わってくる絵本ですね。 サムの思いつきで図書館にくる子どもたちにもお話を書くことが広がって…。次々にお話を書いていく子どもたち、すごいね!頭の柔らかい子どもたちならではのものかも?
読了日:06月06日 著者:ダニエル カーク
あさになったのでまどをあけますよあさになったのでまどをあけますよ
評判の絵本をやっと読むことができた。さすがの荒井良二さん、素晴らしい絵でした。絵画を見ている心地で…。朝になって、窓をあけたらこんな美しい風景が広がっていた。なんて気持ちがいいんでしょう!自分はここが好き、って言える場所があるってこともいい。賑やかで大きな町でも誰も住んでないような田舎でも、世界中のどこにでも素晴らしい風景があるんだってこと、朝になって窓をあけただけでそれを見ることができるんだってこと、そのことを気づかせてくれる絵本でした。
読了日:06月06日 著者:荒井 良二
魔使いの悪夢 (創元ブックランド)魔使いの悪夢 (創元ブックランド)
今回の巻は苦しい展開でした。魔使いの仕事としては。師匠も蔵書を焼かれたショックか?だんだん力を失っていく感じだし、トムも魔王を恐れるままに、血の瓶をかわしたアリスと離れなくなっている。敵の戦線から逃れるため故郷を離れ、たどり着いたモナ島での魔女ボニー・リジーとの戦いは凄惨を極めた。児童書にも関わらず、容赦なく人が殺されていき、虚しい死を招いていく。今後は魔王との対決ということでさらに厳しい展開になるのは確実。次巻は外伝の1。その後が8巻、舞台はアイルランドへうつっていく。
読了日:06月08日 著者:ジョゼフ・ディレイニー
盆まねき盆まねき
これはお盆のころにしみじみと読むのがいい。大家族の親戚のうちへ遊びにいった女の子の話で、おじさんやおばさんから不思議なホラ話を聞かされ、お盆休みの楽しい雰囲気を満喫するという味わい。けれど、大ばあちゃんから聞かされたこれも幻想的な話の最後に、シュンスケおじさんという人の話が出てきた時色合いは変わってくる。なっちゃんは、盆踊りの夜、ぽっかりうかんだお月さまの穴に帰っていく青い影法師の人々の中、写真で見たシュンスケおじさんに初めて気づき、その顔を思い出す。亡くなった人は、生きている人々の中でまだ生きているのだ。記憶が消えない限りは…と、語るシュンスケおじさんの言葉の中に嘘偽りはない。不思議な話の中にたったひとかけらの真実。そうして最後に、読者は作者の富安さん自身の話を知る。二重の仕掛け。そして富安さんの、亡くなった方を忘れないで…とのメッセージ。お盆の時期に、亡くなった人の話をする意味がこうしたところにあるのだと。しみじみといい作品だ。かつて子どもだった大人たちに…そうした人たちに読んでもらいたい。
読了日:06月08日 著者:富安 陽子
地をはう風のように (福音館創作童話シリーズ)地をはう風のように (福音館創作童話シリーズ)
課題図書中学生の部。 ひと昔もふた昔も前の話で、今の中学生たちにとっては大昔もいいところだろう。私の子どもの頃の教科書に載っていそうな話で、最初はあまり気のりがしなかったが、読みはじめてみたらいつの間にか話に引き込まれていた。貧しい家庭に生まれたコウゾウの思いを追いかけていた。昔、世話になった本宅の者に頭が上がらなくて必要以上にペコペコしている祖母キヨ、女ながら土方の賄いに働きに出た母キヌエ、本宅の主人忠明の息子の忠雄、学校の級友たち、転校生の文子… などなど生き生きした人物像が本作を真実味にあふれた作品にした。日光、鬼怒川のそば近く、厳しい自然の中に人々の生活は息づいている。地味ながらしっかりと読みごたえのある作品だった。
読了日:06月09日 著者:高橋秀雄
少女は卒業しない少女は卒業しない
廃校になることが決まった高校での最後の卒業式を軸に、様々な人間模様をオムニバス形式で描く。
青春の輝きと憂いという言葉がぴったりのような話ばかりだった。どの話にも等身大の高校生たちがいた。それぞれ色合いは違っても。高校生という一言でひとところにくくられてしまうのだな。卒業してしまえばそれぞれの道に向かい、バラバラになってしまうものを。長い人生から見れば一瞬のこと。二度とない、その短い季節を透明な光で照らし出す。作者の手腕は確かだった。
読了日:06月12日 著者:朝井 リョウ
自分を育てる読書のために自分を育てる読書のために
その子にぴったりの本を見つける、って大変そうだけどできたらすごいな! いろいろと参考になりました。もういますぐにでも実践したいくらいです。薦める本自体についてもだけど、子どもへのアプローチのしかたとか学べるところがたくさんあって、ありがたいことです。中学生には、今どきの流行りの本やいかにも読みやすいものをあげたら、そこから自分で選んでくれればという気持ちでいましたが、児童文学でもっとしっかりした内容の本を薦めてもいいんですね。買っておいとくだけじゃダメで、紹介して渡してあげることが重要なんだ! そして紹介するためには、自分自身がもっと児童文学について知らなければ。もっともっと読まなくては!という思いを強く持ちました。
読了日:06月14日 著者:脇 明子,小幡 章子
聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)
何かいろいろ煮詰まって…読んだら気分転換になりました。聖人ギャグ(?)ウケました。イエスさまとブッタの掛け合い漫才。何か楽しい。キリスト教の学校行ってたので、さらに笑う。笑いは世界を救える… のかも?
読了日:06月15日 著者:中村 光
聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)
勢いで2巻まで読んでしまいました。こんなことなら、早く読めばよかったかな? 神のみそ汁に大ウケ。なんかおかしすぎて…。癒されました。
読了日:06月15日 著者:中村 光
あきらめないこと、それが冒険だ―エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険! (ヒューマン・ノンフィクション)あきらめないこと、それが冒険だ―エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険! (ヒューマン・ノンフィクション)
十代で世界の五大陸最高峰に登頂を果たし、25歳の時に世界の最高峰エベレスト登頂成功させた野口さんが、次に目指したのはエベレスト清掃登山。エベレスト登山から、富士山の清掃登山まで…野口さんの歩んできた道を通して、あきらめないで何度でも挑戦を続けていくことが大事なことなのであると説いている。野口さんいわく、誰もやらないことをやろうとするのが冒険なのだそう。だから野口さんにとっては、エベレスト登山もゴミ拾いも冒険なのだということになる。野口さんの活動の輪が次第に広がっていったのが本当にすごい。
読了日:06月17日 著者:野口 健
ぼくらの地図旅行 (福音館のかがくのほん)ぼくらの地図旅行 (福音館のかがくのほん)
これは何度も楽しめる本。地図をながめながら、のんびりシンちゃんとタモちゃんの二人の小学生がはるばる岬の灯台目指して歩いていく様子を眺めた。道中、細かく描かれた風景に懐かしいものを感じた。小さく描かれた人や車、動物たちなど巻末に索引がついていて、後から探すのも楽しそうー 地図上で書かれた記号と絵とを比較するのも面白い。と、思って最後まで読んだら、モデルは山口県防府市となりの秋穂町だという!秋穂町には、何度か遊びに行ったことがあるけど、灯台があるところは知らなかった。どこなんだろー?
読了日:06月17日 著者:那須 正幹
チビ竜と魔法の実―シノダ!チビ竜と魔法の実―シノダ!
シノダ!シリーズを初めて読んでみる。文庫を買っていたけど忘れて図書館で借りて読んだ。けっこう好きかも、こういうちょっと不思議話って。竜の子が可愛い。
キツネと知って結婚してしまうハジメパパも、キツネだけどしっかりもののママも、3人の子どもたちもそれぞれが魅力的に描かれていて好感がもてた。竜の子が起こしたトラブルに振り回されつつもみごとに解決。よかったね!
読了日:06月18日 著者:富安 陽子
かまいたちの秋 (ミス・カナのゴーストログ)かまいたちの秋 (ミス・カナのゴーストログ)
シリーズ3作目。またさくさく読めました。かまいたちという妖怪が…という話。妖怪よりも幽霊よりも、人間が一番怖い、ってそうなのかも。
読了日:06月21日 著者:斉藤 洋
ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)
県立図書館で借りたが、シリーズものとは知らなかった。
1巻は古城ホテルの女主人に…って選ばれた、個性あふれる4人の少女たちの紹介編? 児童書というよりはライトノベル寄りだろうが、イラストも可愛いし、子どもたちにはうけそう。古城ホテルの女主人の孫娘の話がいまいちピンとこなかった。
読了日:06月22日 著者:紅玉 いづき
ブッタとシッタカブッタ〈2〉そのまんまでいいよブッタとシッタカブッタ〈2〉そのまんまでいいよ
シッタカブッタかわいい。中身も濃い。初めて…?だと思ったら、『源氏物語まろん』描いた人だったのかと認識。
読了日:06月23日 著者:小泉 吉宏
ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ
これは何度でも再読できるね… うちの次男もブッタ、ブッタと気に入って読んでました。今度、中学校に入れるんだよね、中学生らが図書室で読んでる姿が目に浮かぶよ。イイね!
読了日:06月23日 著者:小泉 吉宏
ブタのふところブタのふところ
図書館で借りた。あたりまえのことをあたりまえに思えなくしているものの見方、心のクセ… 笑いながら、だんだんとわかってくる。心ってわかんないこと多いもんね。深いよ〜! なのに小学生でも読めちゃう。
読了日:06月23日 著者:小泉 吉宏
トントンな日々トントンな日々
これはシッタカブッタとちょっと系統が違ってて。あるある!こんなことのオンパレード。くすっと笑える。仲がよいのね。コブタ人形がかわいい。
読了日:06月23日 著者:小泉 吉宏
正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)
まずタイトルに惹かれるだろうが、内容は全く違う。自立することについて真面目に書かれた本。
中高生向けだろうけど、大人が読んでもいい。家庭科の担当教員が男性なんてびっくりだが。こんな授業を受けられる生徒が羨ましい…!
読了日:06月24日 著者:南野 忠晴
シノダ!樹のことばと石の封印シノダ!樹のことばと石の封印
シノダ!第2弾。前作よりさらに面白くなっていました。今回はママの古いたんすのひきだしから冒険の世界に飛び込んでいく。異世界での冒険の話とさらにパワーアップ。3人きょうだいがそれぞれもつ力、“風の耳”“時の目”“魂よせの口”によって危機をこえて解決していく。小学生が楽しんで読める内容で、よいと思う。それにしても夜叉丸おじさんはまたもや迷惑なことばかり。丸ぼん刈りになるのもやむを得ないだろうね。お灸をすえてやりたいわ。
読了日:06月24日 著者:富安 陽子
シノダ!鏡の中の秘密の池シノダ!鏡の中の秘密の池
シノダ!三作目。鏡の中に住んでいる、パパの友だち…。ファーブル昆虫記が好きで、虫を眺めるのが大好きだったパパの少年地代が浮かんできた。ちょっと切ないエンディングだったが、よかった!門前町のおばあちゃんもけっこういいー 、人間じゃないものばっかりに好かれてきたパパ、って鋭いかも。信田家の日常はますますいい感じに動いている。
読了日:06月25日 著者:富安 陽子
シノダ!魔物の森のふしぎな夜シノダ!魔物の森のふしぎな夜
信田家、パパとママの出会いの話で、どきどきスリル満点!な話だった。ことに、異界が突如として現れた場面など、お約束かもしれないが、雰囲気にどっぷりとつかってしまった。それにしても、パパ=イッチは昔から博識で、頼りがいある人だったんだ! サキさんは一目ぼれ? 夜叉丸は昔からこんなはた迷惑な人だったんだね(笑)。トラブルメーカーだけど憎めない感じ? クライマックス場面など、背中がぞくぞくっとするシーンがあってすごく好みだった。あの人、出てきたときからなんかへんだな、と思ってたんだわ。最後もよいね、ホッと一安心?
読了日:06月26日 著者:富安 陽子
おうさまのおひっこし (日本傑作絵本シリーズ)おうさまのおひっこし (日本傑作絵本シリーズ)
王さまと家来たちのやりとりが面白い。心優しくて、ちょっと恥ずかしそうにつぶやいていく王さまの言葉を勘違いして、すっとぼけた対応をする家来たちとの関係がいいなぁ…最後の、優しい王さまの心遣いがまた、なのである!
読了日:06月27日 著者:牡丹靖佳
なぜカツラは大きくなったのか?なぜカツラは大きくなったのか?
古今東西のカツラでたどる髪型の歴史。それぞれの時代、国によって様々な髪型が考案されていったのだなぁ、と面白く読んだ。
読了日:06月27日 著者:キャスリーン クルル
ガリバーの冒険ガリバーの冒険
安野さんの初期に描かれた『ガリバーの冒険』の絵本。表紙以外は全部描き直したという。文は井上ひさしさんのもので、最後にガリバーが作ってもらった船でさよならする場面、胸にぐっときた。ほんとにガリバーの顔が井上ひさしさんみたいで… まるでこの世にお別れしていくみたいで。きっと違う世界で活躍されているんではないか、などと思ってしまう。
読了日:06月27日 著者:ジョナサン スウィフト,井上 ひさし
ふじさんファミリー (新しいえほん)ふじさんファミリー (新しいえほん)
これは次男にぴったりの本!と思い、借りてきたら、次男もふむふむと読んでいた。まさにびったり、ふじさんがあだ名の次男にはね。お話もよかったよ。こんなことってあるよねぇー!って感じ。それで、まさにうちはふじさんファミリーみたいなもんなんだけど(笑)。富士山も懐かしいな。富士山をキャラクターにしてしまおう、という発想が面白いよね。
読了日:06月29日 著者:みやにし たつや
協働する学校図書館 小学校編 ―子どもに寄り添う12か月―(シリーズ学校図書館)協働する学校図書館 小学校編 ―子どもに寄り添う12か月―(シリーズ学校図書館)
学校図書館で教師と学校司書が協力しあいながら、様々な活動に取り組む様子が、一年間通じて書かれている。
こんなふうにできたらいいなぁ、と思う反面、自分にはできない、無理だとため息が出てしまうのも事実。月々の取り組みの中には、ぜひ真似したいと思うような情報が満載。今すぐには無理かもしれないけど、少しずつでも近づけたらな、と思う。
読了日:06月30日 著者:吉岡 裕子
子どもの育ちを支える絵本子どもの育ちを支える絵本
私も子どもたちが小さい頃は絵本の読み聞かせをしていたけれど、その頃に出会っていればなぁ、という本でした。小学校の低学年向けに、ということで参考になるところもあったけれど…。今、幼稚園、保育園に通っているお子さんをお持ちのお母さん方にお勧めしたい。絵本とともに子どもの育ちを見守れる、なんて素敵ですね。忙しい生活の中で絵本が立派に生きて、子どもとその親を支えてくれている、なんていいなぁと思います。
読了日:06月30日 著者:脇 明子

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター



6月は忙しいなか、けっこう本が読めたかな。
ブックトークをしたのもあって、その関係の本を読んだりして。それはそれで、楽しかった。
課題図書も少しだけ・・・結局まだ読めてないのが多いけど。課題図書もいいけれど、
それよりももっと読まねばならない本がいっぱい。そちらを読んだ方がいいような気がしている。
とにかく読んでないと人にも薦められないんで。頑張る。
 
今月の一冊は、『自分を育てる読書のために』(脇 明子,小幡 章子)とします。
とても参考になりました。購入を検討したい本。

他、富安陽子さんのシノダ!シリーズや『盆まねき』もそれぞれよかったです。
まだまだ未読の本があるので、これから少しずつ図書館で借りていこうと思います。