2012年4月の読書

2012年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2328ページ
ナイス数:200ナイス

■マスカレード・ホテル
まさにマスカレード! ホテルって、すごいなぁと思いました。事件の実際よりは、ホテルという華麗なる空間で起こる出来事に驚いてしまいます。トリックとか真相とかどうでもよくなっちゃいます。ホテルの敷地内では、お客様を絶対守りとおす、なんて! そんな高級ホテルに泊まってみたいものですね。“物”もですが、最高の“人”がいるホテルに。
読了日:04月01日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17868195

ササフラス・スプリングスの七不思議 (児童図書館・文学の部屋)
世界の七不思議に憧れるエベン少年は、ちっぽけな自分の町ササフラス・スプリングスを出て、外の世界にあるものを見に行きたがっていた。そこまではありふれた夢物語。彼の父親がこの町で七つの不思議を発見したら、汽車の切符を買ってあげようと提案するのが面白い。エベンの見つけた〈不思議〉はみな小さな、ささやかなものばかりだが、それゆえにいっそう心に残る気がした。遠くにある大きなものばかりに目を向けるのではなく、身近なところに意外なものがひそんでいるかもしれない… そう思わせてくれるのは素敵。とてもよい本だとは思うけれど
読了日:04月03日 著者:ベティ・G. バーニィ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17927380

■なかないで、毒きのこちゃん―森のむすめカテジナのはなし
なんというか、ちょっと哲学的な匂いのするお話でした。見知らぬチェコの森が、少女カテジナの回りでそっと息づいている気がしました。色鮮やかな挿絵もいい。子どもはもちろんですが、大人の女性におすすめしたい…。豊かな自然の中で遊ぶカテジナの言葉の数々には、目を開かされる気持ちになりますね。なかなか深い内容を含んでいると思いました。
読了日:04月03日 著者:デイジー ムラースコヴァー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17928966

■たまごを持つように
弓道というのは、あまり馴染みがなくて今まで知らなかった世界だが、この作品を読んで興味が湧いてきてしまった。
主人公の少女と周りの先輩や同級生の子ら、それぞれの弓道との関わり合いが淡々と丁寧に描かれていて好感が持てる。握卵といい、弓の飛んでいく音とともに心まで飛び出していく感覚といい、弓道はスポーツに違いないが、武道でもあるわけで。精神的なものが左右する競技なんだなと思った。最後はまた清々しい終わり方で、この作者の本は読んだのは二回目になるけれど、なかなかいいものを書く作家さんだなと。今後とも要チェック!
読了日:04月07日 著者:まはら 三桃
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18016094

バーティミアス ソロモンの指輪〈3〉スナネコ編
3巻はさすがに内容濃く、あっという間に読んでしまった。まぁ私にしては、だけどね。ソロモン王との対峙のシーンはどきどき…手に汗握る展開だった。もう楽しかった! またぜひ別の話を読んでみたいな。
読了日:04月09日 著者:ジョナサン ストラウド
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18060889

■感動が子どもを変える―ある小学校での読みきかせ実践
刊行は十年前と少し古いが、内容的にはよかった。当時としては、最善のものだったのだろう。ある、女性校長の読みきかせ実践記録。やはり上に立つ人の理解と力量によって図書館活動は大きく変わってくるのだな。うちの小学校の校長に読んでもらいたいくらいだ。時代は違えども、学校を取り巻く、教師や保護者、地域のボランティアといった人々の熱意によるものなのだろうと思いつつ、でも熱意だけでは成し遂げられないこともあるんだよなと思った。この本の例では、教師たちで読みきかせを始め、暗かった図書室を整備し蘇らせ、また読みきかせの環を保護者ボランティアにまで広げていった点はよいが、そこまでだったのかな?専任の人を置くような話はなかったのかな?とそれだけ物足りない気がした。
読了日:04月15日 著者:村上 淳子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18215002

■ぼくがきょうりゅうだったとき (こどもえほんランド)
今年の課題図書になったので読んでみました。きょうりゅうの着ぐるみパジャマをきたぼくが公園のトンネルから、恐竜の島へ… 想像力あふれたお話でした。絵もほのぼのする感じ。恐竜の島の様子とか細かいところまで楽しめます。ティラノ泳ぐのか!?とは思いましたけど。 確かに『かいじゅうたちのいるところ』連想しました。
読了日:04月21日 著者:松岡達英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18346250

■わたしのひかり (児童図書館・絵本の部屋)
これも今年の課題図書。太陽の光がどうやって電気になり、私たちの生活に使われているか、美しい絵とわかりやすい文章で描いています。絵本だけど、内容的には高学年向きなのかも。巻末にこの絵本について、という解説が載っていますが、いろいろなことに触れられていてこれだけでも読む価値があります。絵本として読み聞かせするなら、内容の詳しい説明や関連する本が必要になるかもしれませんね。
読了日:04月21日 著者:モリー バング
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18346412

■ジェンナ 奇跡を生きる少女 (SUPER!YA)
重たい内容でしたが、読ませます。人間とは何なのか?根源にまで考えが及びそうなほど。YAシリーズとしてだけでなく、一般の方もご一読を。
読了日:04月24日 著者:メアリ・E. ピアソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18428101

真夏の方程式
東野さんの本にしてはちょっと時間がかかりました。恭平くんはよかったですね…湯川教授と出会えて。この後の彼の人生がどうなるのか、気になります。過去に起こった殺人事件の真相に関しては、動機がいまいちぴんとこなかった。もう少し当時の様子とか書き込みがあれば、理解できたかもしれませんが…。
読了日:04月30日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18600450


▼2012年4月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/1813/matome

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今月はえらく少なかったです。4月はいろいろと落ち着かないから?
本を読む時間が減ってしまったかな。
来月、また頑張りたいです。

そういえばあとで気づいたけど、4月は始まりと終わりに
ダブル東野圭吾さんでした。
どっちかというと、『マスカレード・ホテル』の方が面白かったですね。